01
外観を見る前に個体を識別する
撮影依頼に依頼行と現物番号を記載します。部品全体と読める表示を撮影し、電装品なら必要なラベルやコネクターの写真も用意します。圧縮した一覧画像だけでなく、細部を確認できる元ファイルを残してください。
写真が今回の候補として確保される現物なのかを確認します。似た部品が複数あるなら別々の番号を付けます。異なる個体の画像を一つの完全な資料のように混ぜないでください。
02
全景と接写を組み合わせる
全景は、細部がどこにあるかを示します。取り付け部、接続面、付属品が分かる角度に加え、摩耗や損傷の接写を依頼します。照明をそろえると反射と表面の傷を区別しやすくなります。
欠陥の場所と大きさを、画像加工で隠さず示します。撮影できない部分はその旨を記録します。必要な角度は部品によって異なり、一定枚数の写真であらゆる欠陥を網羅できるわけではありません。
03
状態記録を読みやすくまとめる
見積もりと同じ現物番号で観察結果を記載します。見える欠陥、欠品、回答待ちを区別します。販売元が等級を使う場合は定義と根拠を確認し、どの販売元も同じ尺度だと想定しないでください。
次の項目は確認作業を整理する例です。検査基準やVIN EXPRESSが特定部品を検査した証明ではありません。確認を手配する前に、実際の範囲を合意します。
| 記録分野 | 役立つ資料 | 残る判断 |
|---|---|---|
| 識別 | 現物番号と読める表示 | 依頼と一致するか |
| 目視状態 | 全景、欠陥の位置と接写 | 受け入れ・補足・拒否 |
| 構成 | 付属品と欠品 | 販売範囲の確認 |
| 試験 | 方法、結果、制約 | 追加確認が必要か |
04
機能試験の資料を別に扱う
エンジンや電子モジュールの写真では、すべての作動状態は分かりません。試験内容、実施者、条件、記録が対応する個体を確認します。短い動画でも、見積もりの現物に結び付く識別情報が必要です。
得られない結果は未試験・未確認として残します。追加確認の必要性と用途への判断は、資格・能力のある技術担当者が行います。取り付けに適用されるOEM資料を参照してください。
05
観察された状態を明示して承認する
買い手は、記録された欠陥を受け入れるか、補足確認が必要か、不適切として拒否するかを示します。写真と付属品一覧に判断を添えます。別の個体に変わった場合は、以前の承認を引き継がず再確認します。
梱包前に、引き渡し状態を残す写真が追加で必要かを合意します。入荷時はその記録と外装・現物を比較できます。入荷時の確認は、技術承認や保証範囲とは別です。
06
取り付け部が破損したヘッドランプの例
説明用の例では、レンズは透明に見えますが、背面写真にタブの破損があります。位置を記録し、広い範囲の写真を依頼します。修理案がある場合も、提示時の状態とは分けて記載し、技術承認者が判断します。
広州への依頼では、品番、必要な角度、許容状態、承認担当者をVIN EXPRESSへ提示してください。提案書で観察・試験範囲と資料を確認します。写真の収集自体が機能や適合を保証するものではありません。
VIN EXPRESS / 判断の要点
状態写真の依頼チェック
- 写真グループを一つの現物に対応させる。
- 全景、表示、必要な接続部を依頼する。
- 欠陥を周辺と接写の両方で示す。
- 付属品と欠品を記録する。
- 機能試験と目視観察を分ける。
- 承認と出荷前の変更を一緒に保管する。
出典・参考資料
- ARA Recycled Parts Standards & Codes, v1.2 (2012)
識別と状態説明に関する過去の業界資料です。現行の世界共通規則やVIN EXPRESSの認証を示すものではありません。
- ARA / URG / Team PRP: Parts Preparation and Shipping Standards
出荷準備の参考資料です。実際の製品、OEM指示、運送会社、仕向地の要件に基づいて計画を合意します。
- LKQ Europe: Reused parts, condition and delivery information
部品識別、状態、納期に関する業界関係者の見解です。独立した技術基準ではありません。